「適塾」は幕末に蘭学・医学を日本に広めた緒方洪庵の私塾で、大阪・北浜のオフィス街にあり、伝統的な町家建築として国の重要文化財に指定されています。
2013年は「適塾」の創設175周年、緒方洪庵没後150年にあたり、管理者の大阪大学はこのほど33年ぶりに展示内容を一新しました。新しい展示では洪庵と塾生の航跡がより分かりやすく紹介され、日本の近代化を支えた人材を数多く輩出したことが分かります。
隣接のポケットパークでは緒方洪庵の銅像が書物を紐解きながら、時代の流れを展望しているように深いまなざしで佇んでいます。(2013年10月)