ぶらこうじカルテ No. R-016-1 名称:磐船街道
場所:大阪府交野市
ぶらこうじ指数:62 =枚方宿から斑鳩方面へ南下する旧街道=
印象:旧枚方宿から天野川に沿って南へと延びる旧街道がある。それが磐船街道である。旧枚方宿から磐船神社までは約10キロメートル。現在は国道となっているが、未だ一部に旧道が残り、旧街道の面影を残している。京阪交野線河内森の付近から私市駅の先まで約1キロの街道筋には今も旧家が数多く点在し、磐船街道沿いに繁栄した街並みがあったことを今に伝えている。(清水h.2019.5 (令和元年))
場所:大阪府交野市私市界隈 ぶらこうじ指数:62
印象:今回は前回の枚方宿で見つけた「宗佐の辻」にある石標(下欄の写真・上左)が起点となっている磐船街道を訪ねた。枚方市駅から分岐して天野川ぞいに走る京阪交野線の終点私市駅からスタート。
この路線はかって生駒山系の東側を通って生駒まで南下延伸する壮大な計画があったようである。ちょうど磐船街道ぞいが山並みの谷あい状になっており、鉄道路線を通すには格好の地形となっているようであることが車窓からの眺めで確認できる。
磐船街道は現在国道に姿を変えているが、それと並行してハイキング道が整備されている。府民の森ほしだ園地にある「星のブランコ」をめざし、ハイキング道を進む。園地入口から国道と別れ、山の中に入る。山道をテクテク上がること小一時間で「星のブランコ」に到着する。これは平成9年に整備された府民の森内にある、全長280m、高さ50mの雄大なつり橋(写真上右)で、まさに爽快な空中散歩を味わえる施設になっている。
帰り際、大阪市立大学付属植物園(写真下左)に立ちよる。何十年ぶりかに訪れた植物園、うっそうと茂るメタセコイア並木の空に向かってそびえる樹形には変わらぬ美しさがあった。植物園からは、ところどころに残る街道筋を思わせる家並(写真下右)を左右に眺めながら旧街道を楽しんでJR河内磐船駅で解散。(吉田.2019.5 (令和元年))