路地裏カルテ No. R-005-2 名称:ふくしま
場所:大阪市福島区福島1~5丁目
路地裏指数:74 =昔の田圃の畦道が路地として残っています。=
印象:大阪中心部でも福島は市街化が遅く大正期ごろまで田圃の儘でしたが、その畦道が現在も残っています。
また運良く戦災を免れたため、畦道だった路地沿いに戦前長屋が多く残っていて昭和初期の町にタイムスリップしたような飲食街も集積しています。鰻の「菱東」やおでんの「はなくじら」など、特徴のある店も多いです。(清水h.2016.2)
路地地裏カルテ No. R-005-3 名称:ふくしま
場所:大阪市福島区福島1~5丁目
印象:久々に福島の街をうろうろした。戦災をくぐりぬけ、営々と築いてきた暮らしが、縦横に広がる路地に息づいている。国道2号線から少し奥に入ったあたりは、2月の土曜の午後ということもあり静かで、でくわすのは住人とおぼしき猫ぐらい。 昔は田畑のあぜ道だったと教えてもらった入り組んだ路地の一つは、福島天満宮への参道につながっており、当時の人々の信心深さを想像することができる。最近はおしゃれなお店が次々とでき、これまでとは違った顔を見せる、大阪でも人気のあるスポットの一つになってきていることを再認識できた。(吉田2016.2)
路地地裏カルテ No. R-005-3 名称:ふくしま
場所:大阪市福島区福島1~5丁目
印象: 今回は繁華街の梅田すぐ隣の福島路地裏の探訪である。環状線JR福島近くの阪神ホテルに集合し、早速路地裏へと向かう。再開発された阪神ホテル・オフィスマンションビル地区の裏側に、昭和時代の懐かしい2階建ての長屋が連なり残っている。時代を思わせる街灯と現代的阪神ホテルビル群のアンバランスが面白い。
その長屋の一角に鰻の食べ物屋さんが営業しており、古い値打ちものの看板が掲げられている。
国道1号線を越えた西の住宅街も古い町並みで、いびつな土地を利用したユニークな建物が見られ、また新興の食べ物屋がポツポツと見られ、なんとボクシングジムをも発見した。
ここから東に方向を変え福島天満宮を目指すと、鳥居前に有名なおでんや花くじらの店先に至る。店先には開店1時間前にも拘らず、既に7~8人の行列ができているのにはビックリ。
天満宮への参拝を終わり、さらに東の方向へと散策を続ける。堂島川沿いの豊前藩屋敷跡の福沢諭吉生誕地碑を巡り、近松の心中物の曾根崎心中の舞台の一つ梅田橋探しへと進む。
残念ながら、梅田橋は現存せずその跡地の交差点付近の梅田橋ビルを眺め、昔の川筋を想像しながら福島路地裏ショートトリップを終了する。(三塩2016.2)
路地グルメカルテ No. G-002 名称:美食王国ふくしま
場所:大阪市福島区福島1~5丁目
ジャンル: 進化型 路地裏うまいもんや群(なんでもあります)
福島の路地裏が「美食王国」とまで呼ばれるようになった火付け役は、「バール ポルチーニ」がJR福島駅南の路地裏に出店したことです。ハンター直送のジビエなどを揃えて連日長蛇の行列の出来る店で、その後周辺の路地裏に若手外食プレイヤーの特徴ある競合店が多く出店しました。ミシュランに掲載されている店も「ポワン」「なかしま」「あま野」「ラ ルッチョラ」「右近」「ほしつき」「ふくすけ」「千陽」「はなくじら」「マチェレリーアディ・タケウチ」「イル ルォーゴディ・タケウチ」など福島の路地裏だけで数十店にのぼっています。「イル ルォーゴディ・タケウチ」は宮崎ポークを炭火で焼いたとんかつ料理で人気があります。その他、進化した店としては馬肉焼き肉「チャンピオン」、鹿肉「炉とマタギ」、オマール海老「オーブ」、回転鶏「墨国回転鶏料理」、馬肉寿司「加藤商店」、鯖料理「SABAR」などなど、他にはない味の名所も多く出店しています。珍しい食材を使って新しい食べ方を提案し街全体で新しいグルメシーンを発展させていこうという取組みが伺えます。夕食を済ませた後の2軒目3軒目の安く手軽な店としての活用も増えていっています。
一方で昭和レトロの安くて旨い居酒屋「松崎屋」なども年配層に人気があります。(清水h.2016.2)