OSAKA路地裏 見聞記 ◆ウラなんば

路地裏カルテ No. R-007  名称:うらなんば

場所:大阪市中央区難波千日前3  

路地裏指数:68 ==モーレツ雰囲気のある路地裏ですね==

印象:道具屋筋と黒門市場との間の界隈が「うらなんば」だが、裏町ならではの場末的な情緒が強い。

サラリーマンに見える服装だと半額になる店や、4人以上では入れない狭い店などがあり、「あばらや」などという自虐的な名前の店もある。美味くて安くて、賑わっている印象だが、ファッショナブルな女性客は見かけない。(清水h.2015.11)

路地裏カルテ NO. R-009 名称:うらなんば探訪

今回の探訪先の「うらなんば」を訪れる前に、その近くの黒門市場を覗いてみる。外国人でごった返す黒門市場は、冬の定番のフグが店先に並ぶ魚屋などは昔ながらの風景である。しかしながら、肉屋の店先でビフテキ用の肉をその場で食べられるように爪楊枝で刺した一口サイズで売っていたり、あるいは派手な色の雑貨あるいは駄菓子の店が増えて、昔の威勢の良い掛け声の飛び交う黒門の雰囲気が変わりつつある感じがする。

そんな黒門を後にして、今日の探索のうらなんば路地裏へと舵を切る。今なお残るキャバレー「ユニバース」のバブル期前の建物の横を通り、道具屋筋方面へと向かう。

道具屋筋に入る少し手前に趣のある路地がある。日本酒を主看板に掲げた小さな酒処が点々と散在し、処によっては5~6人で一杯となる立飲みの店である。外から覗くと、店によっては男どもに混じって、若い女性の姿も見える。梅田界隈でのワインバーでは見慣れた光景だが、このうらなんばの路地裏の奥の酒処までの女性の進出は感慨深い。また昔だったら「琴教えます」の看板が、「琴教授」に変わって、この路地裏に掲げてあるのも興味深い。

道具屋筋、東京の河童橋と並ぶ台所製品の売り場が集まる場所である。プロの食べ物屋から普通の家庭の台所製品が一堂に会して揃った筋である。大阪ならではの、大小とりどりのたこ焼き器が並んでいたり、イタリア料理定番のパスタを茹でる様々の鍋もそろっている。また、昔懐かしい石臼性の餅つきセットが置いてあるのを見て、師走の季節を感じる。

土曜日のせいか、意外とお店の中が閑散としている感じがするのは少し気がかりである。(三塩2015.11)

路地裏カルテ  No. R-008  名称: うらなんば

場所:大阪市中央区難波3、千日前2、難波千日前 

路地裏指数:68==モーレツ雰囲気のある路地裏ですね==

印象:ミナミに最近熱いエリアが誕生した。北は「千日前通り」、南は「なんさん通り」、東は「黒門市場」、西は「高島屋・南海難波駅」に囲まれた地域で「うらなんば」と言う。個人飲食店の店長らがこの地域を盛り上げようと活動したのが始まりで、2010年の11店舗からスタートし、今では加盟店も大幅に増加して「うらなんば」という名前もエリアの呼称になっている。

ここには、道具屋筋、虎目横丁、地蔵尊横丁などユニークな路地が沢山ある。道具屋筋には、飲食店で使う調理器具から、屋台で使うたこ焼き器まで豊富な品揃えである。ただ、素人筋の客も、もう少し多くてもという気もする。虎目横丁では、安くて旨い店が軒をつらねる。看板と赤い鳥居の複合施設は写真スポットにもなる(写真下)。また、黒門市場は海外からの観光客が多く、溢れんばかりの人出である。良くも悪くも「うらなんば」の路地裏は変わりつつある。(室井2015.11)

2014年夏に完成した飲食スポット。虎目(タイガーアイ)とは、昔から、「金運・仕事運」のシンボル。

路地裏グルメカルテ  No. G-004  名称:一芳亭

場所:大阪市浪速区難波千日前3  ジャンル:華風料理 

印象:うらなんば界隈では老舗の一軒。シュウマイが名物で安くて美味しいと定評がある。町外れというような場所でありながら 中に入ると、どの時間帯でもお客さんでいっぱいの店である。1階は客席が僅かだが、急な階段をのぼって2階に上がると、落ち着いて食事の出来る客席が揃っている。(清水h.2015.11)