大川沿いの旧桜宮公会堂がカフェ・レストランとして2013年4月からオープンしています。平日の昼間だけのオープンですが、カフェやランチ、フランス料理などが楽しめます。
旧桜宮公会堂は明治4年に造幣局の鋳造場として建てられた国指定の重要文化財で、設計は英国人建築家トーマス・ジェームス・ウォートルス。ギリシャ神殿のようなペティメントをいただく本格的な洋風建築で、造幣局の建替えの際保存運動が起こって、正面玄関部 分を泉布観の敷地内に移設し保存したものです。
一方、造幣局の迎賓館として建てられた泉布観も明治4年に竣工し、旧桜宮公会堂と同様に大阪市最古の洋風建築で国の重要文化財に指定されています。周囲にベランダを持つ英国コロニアル式建築で、「泉布」は貨幣の意味、「観」は展望を意味します。
帝国ホテルに隣接する景観の素晴しい施設で、水辺の貴重な集客拠点となることが期待されています。(2013年6月)